「この保険はどう?」

家族を持つと、考えるのは万が一への備え。
保険について無知であった私は、母が勧める貯蓄型医療保険のパンフレットに目を通していた。


そしてこれが、私の保険に対する考え方・常識をすべて塗り替えることになった出来事。


勧められたその商品は、10年定期のもので、毎月1万円を払って何もないまま満期を迎えると100万円が返ってくる。というものだった。

母が言うには、毎月1万円でも10年間、なにもなければ実質負担は20万円で済む。とのこと。

たしかに、10年×1万×12ヶ月=120万-100万=20万。ここまでは小学生でも分かる。

しかし、10年は長い。

何もない、自信はない。もうすぐ満期というところで万が一に当たる可能性は低くない。

さらに、貯蓄型の特徴か知らないが月額保険料の割に保障内容がしょっぱい気がする。
しかも、医療保障がメインだけど、死亡したときの保障も少し出ますよ。というのがこの商品の内容だった。保険にセーフティネットとしての役目を期待していた私は、このパンフレットを読めば読むほど「大丈夫かな」という思いに駆られていった。

パンフレットには「~の場合」という記述が多く、精読してもはっきりしない箇所がいくつかあった。

そもそも「保険」と「貯蓄」をリンクさせて考えられない。

訳が分からない。

ないないばっかりで切りがない。

不安で夜しか眠れない私は、それから保険について色々調べていくのだった。

ライフネット生命との出会い


そのころ、ちょうど時を同じくして国内初の独立系生命保険会社が誕生。というニュースを目にした。

その名も、ライフネット生命。linenet02


字面だけを見ると、何か頼りない感じがする。

ホームページがあったので早速開いてみた。

緑の横顔のイメージキャラクター(?)がさらに頼りなさを加速させる。

だが、ホームページを隅から隅まで読み尽くした頃、私の不安は、ものの見事に払拭され、あれほど頼りなさそうだった緑の横顔もなんとなく私に微笑みかけているように見えた。


ライフネットのココスゴ!

1.シンプル。取り扱う商品がたった2つ(医療保険・生命保険)
2.シンセツ。説明が簡潔にまとめられている
3.リーズナブル。保険料が驚くほど安い

知識ゼロの私でも、保険のイロハを理解した。
商品は並べられているだけでなく、「なぜこの商品があるか」「いつこの商品が役に立つか」というところまで記載されているところも良い。

保険料のシミュレーションも視覚的に分かりやすい上に高機能で、ライフプランに応じた保険を探すことができた。

・若くて健康なうちだと保険料も安いから終身医療保険に入っておこう
・子供が産まれたから20年定期の死亡保険を付けよう

こういう具体的なイメージが持てたことに自分自身驚いた。
「保険=お金のかかる複雑なもの」だった、常識は塗り替えられた。

ここまで分かりやすく、且つ、安い保険を私は見たことがない。

ライフネット社長:出口 治明にいきあたる


もっとライフネットについて知りたくなった私は、ライフネットの社長、出口という人物に行き当たった。
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生命保険入門

生命保険入門という本の著者でもある。

さっそく生命保険入門を読んだ。

入門というわりに、専門用語のオンパレードと、独特の堅い文体に自分の読解力がないことも相まって門前払いされた。

本書を読みこなすにはちと年季が足りなかったようだ。(いつか再読する)

さらに調べる範囲を広げると、副社長がやたら若いことを知った私は、さっそくその人を調べた。

ライフネット社長:岩瀬 大輔にいきあたる


想像もつかない高学歴であることと、ハーバード留学記を拝見させて貰ったが、ロジカルでポジティブな人物であること、そして生命保険についての本を出しているということが分かった。
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生命保険のカラクリ

それが、「生命保険のカラクリ」である。

本書には、ライフネット生命が誕生するまでの経緯から、日本の生命保険業(セイホ)がどのように生まれ、育ったのか、そしてセイホが大きくなるにつれ、保険の内容は複雑で難解なものになっていく様が書かれていた。

保険はあくまで「商品」。そこにはノルマがあり、業績がある。肥大したセイホは、なんとしても売ることに重きを置いた。より多く。より高く。

増え続ける商品は複雑な内容を、
特約・積立型という商品は高い保険料を、
そしてあげくの果てには不払い問題を生み出した。

複雑だろうが、高額だろうが「保険なんてそんなもの」と「異常が通常化」した業界であるセイホ。そこに一石を投じたのがライフネット生命であり、その波紋は今も急速に広がりを見せつつある。

そして契約へ...


ライフネット生命の理念に、興味を持ったた私はさっそく資料請求した。

届いた資料は、少ない枚数であるにもかかわらず実に分かりやすくまとまっていた。
何1つ不明瞭な点がないのが逆にコワいくらいシンプル。

私が契約したのは「終身の医療保険」と、「20年定期の死亡保険(給付2000万)」の2つだ。
先の養老保険と比べると、2倍払ってもお釣りがくるくらい安いが保障は同程度以上。

高額な医療費が発生した場合でも、日本には「高額療養費」があり、実質負担額は最大でも10数万が上限となることや、差額ベッド代の全国平均などを参考に医療保険を決めた。

高額療養費 - Wikipedia
病院などの窓口で支払う医療費を一定額以下にとどめる目的で支給される制度。1ヶ月間(同月内)に同一の医療機関でかかった費用を世帯単位で合算し、自己負担限度額を超えた分について支給される。 従来、自己負担限度額を超えた分について後に支給されていたが、事前に手続きをすればそもそも自己負担限度額を超えている分について医療機関に支払う必要がなくなった。


第一子が産まれたので、成人するまでの20年はレバレッジを効かせるために2000万の死亡保険を掛けた。ま、死なないけどね。

子供が2,3人と増えてくると、「2000万じゃ少ないかな」と思うかもしれない。それは、少ないかなと思ったときに、改めて見直せばいいと割り切って、現在のライフプランでベストな選択をしたと思っている。

ライフネットの商品はすべて「掛け捨てタイプ」だが、「保険で貯蓄、じゃなくて、保険は保険、貯蓄は貯蓄」毎月高い保険料を払い続けて家計を圧迫する保険より、保障と値段の落としどころを見つけて納得できる保険のほうがいい。


保険は、「生きる」が大前提としてある。

「死んだら」を考えてしまう保険というのは、楽しくない。私はそう思う。


朗報1 ライフネット初の新商品「働く人への保険」が登場


ライフネット生命から届いたメールより(2010/02/26)
本日は、ライフネット生命の開業以来初めての新商品となる
「働く人への保険」の販売開始を皆さまにお知らせいたします。


favicon 就業不能保険「働く人への保険」とは? :ライフネット生命保険

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ひとことでいえば、医療保険ではカバーされない、「就業不能状態」になった場合に保険料が受け取れる商品。

 就業不能状態とは病気やケガにより、日本国内の病院もしくは診療所への治療を目的とした入院または日本の医師の指示により在宅療養をしており、「少なくとも6ヶ月以上、いかなる職業においても全く就業ができない」と医学的見地から判断される状態をいいます。


朗報2 「生命保険のカラクリ」が無料で読める


書籍は「フリー」になるか: 生命保険 立ち上げ日誌
そこで、今回、文芸春秋社にお願いして、「生命保険のカラクリ」の全文を、同社のHPで無料ダウンロードできるようにして頂いた(4月15日まで)。


無料で公開なんて、文芸春秋も、岩瀬さんもふとっぱら。